
この記事を書いた人
向井 誠株式会社レビューダ トイレつまり担当
年齢:45歳トイレつまり業務歴:23年東京都のトイレつまりを支えてきた専門スタッフ
この記事を書いたのは株式会社レビューダのトイレつまり担当の向井誠です。 夜間のトイレつまりからマンション全体の排水トラブルまで、これまで数多くの現場に立ち会ってきました。 現場で本当に役立った対処法と、「自分でやっていい範囲」と「業者を呼ぶべきライン」を、できるだけ分かりやすくお伝えします。
【緊急】トイレの水が流れない・溢れそう!最初にやるべきことと対処法
2025/11/05 05:50
【緊急】トイレの水が流れない・溢れそう!最初にやるべきことと対処法
トイレの水が流れない、または今にも溢れそうな状態になっている場合、**ほとんどの原因は「トイレのつまり」**です。
このまま放置すると、水が逆流して床まで溢れ出す危険があるため、すぐに対処する必要があります。
🚱 **まず最初にやるべきこと**
✅ 止水栓を時計回りに回して水を止める
✅ 便器のフタを閉めて水の飛び散りを防ぐ
✅ タンクのレバーを何度も引かない(悪化する可能性あり)
止水栓は、トイレの壁や床に取り付けられた銀色のバルブ状の部品です。
マイナスドライバーまたは手で回すことで水の供給を止められます。
💧 **トイレが流れない・溢れそうなときの主な原因**
✅ トイレットペーパーの使いすぎ
✅ 排泄物や嘔吐物などの大量詰まり
✅ 生理用品・オムツ・ティッシュの誤流し
✅ スマホや小物などの落下物
これらはすべて排水管の中で水の流れをせき止める原因になります。
🧰** 自分でできる応急処置**
✅ ラバーカップ(スッポン)を使ってつまりを除去する
✅ 真空式パイプクリーナーがあれば、より強力に吸引できる
✅ どうしても直らない場合は、無理せず水回り業者に連絡
※オムツや固形物が詰まっている場合は、**絶対に無理に押し流さないでください**。
便器の奥で完全に詰まり、**便器を外す修理**が必要になる恐れがあります。
🧑🔧** 業者に依頼した方がいいケース**
✅ 水を止めてもタンクや床から水が漏れている
✅ 何度ラバーカップを使っても水が引かない
✅ つまりの原因がわからない
✅ 便器やタンクのひび割れがある
こうしたケースは、排水管の奥や内部部品が原因のことが多いため、
水道修理の専門業者に依頼するのが確実です。
💡 **まとめ**
トイレの水が流れない・溢れそうなときは、
**「止水 → 状況確認 → 応急処置」**の順番で落ち着いて行動しましょう。
✅ まずは止水栓で水を止める
✅ タンクの操作はしない
✅ ラバーカップでつまり除去を試す
✅ 無理な場合は業者へ連絡
早めに対処すれば、**床の水漏れや修理費の増大を防げます**。
トイレの水が流れない・溢れそうなときに最初にやること
トイレの水が流れない、または今にも溢れそうなときは、すぐに水の供給を止めて安全を確保することが最優先です。
最初にやるべきことは次の2つです。
✅ **ウォシュレットの電源プラグを抜く**
→ 電化製品であるウォシュレットが濡れると、感電やショートの危険があります。
必ず**電源プラグを抜いて安全を確保**してください。
✅ **止水栓を時計回りで閉める**
→ トイレの水が止まらない・溢れそうな場合、止水栓を閉めて水の供給を止めます。
止水栓は、便器の後ろや横の壁・床付近にある銀色のバルブ状の部品です。
マイナスドライバーを使って時計回りに回せば閉まります。
💡 **ポイント**
・焦ってレバーを何度も引くと、便器内に水が流れ込みさらに溢れやすくなります。
・まずは「**電源を抜く**」「**止水栓を閉める**」を徹底するだけで、被害を大きく防げます。
⚡ 電源プラグを抜く(ウォシュレット付きトイレの場合)
ウォシュレット付きトイレ(温水洗浄便座)の場合は、まず**最初に電源プラグを抜きましょう**。
✅ トイレの水が溢れてコンセントや電源部に水がかかると、漏電や火災の危険があります。
✅ 電源を抜くことで、**感電やショート事故を防ぐことができます**。
💡 注意点
・電源プラグが濡れている場合は、必ず**ブレーカーを落としてから**抜くようにしてください。
・濡れた状態で抜き差しすると感電の危険があります。
・プラグや周囲が完全に乾いてから、再び電源を入れましょう。
🚰 止水栓を時計回りで閉める(応急対処の第一歩)
トイレの水が流れないのに何度もレバーを引くと、便器内の水が溢れてしまう危険があります。
そんなときは、止水栓を時計回りに回して水の供給を止めましょう。
✅ **止水栓を閉める手順**
1️⃣ **止水栓の位置を確認する**
止水栓はトイレの床・壁のどちらかにあります。
銀色のバルブ型やプラスチック製のキャップ付きタイプが一般的です。
2️⃣ **時計回りに回す**
マイナスドライバーを使用して、**時計回り(右回し)**に回すと水が止まります。
手で回せるタイプの場合は、ゆっくりと閉めましょう。
3️⃣ **水の供給を確認する**
止水後、タンクや便器内に新しい水が入ってこないか確認します。
これで、水がこれ以上溢れるのを防げます。
💡 **ワンポイントアドバイス**
✅ ・止水栓を閉めておけば、誤って水を流しても溢れる心配がありません。
✅ ・マイナスドライバーがない場合は、硬貨やスプーンの柄の部分でも代用できます。
✅ ・止水後は、落ち着いてつまりの原因確認や応急処置に移りましょう。
🚫 トイレに水を流さない(重要な初期対応)
トイレの水が流れないときは、**「もう一度流せば直るかも」**と思って水を流すのは絶対にNGです。
すでにつまりが発生している状態で水を流すと、便器から水が溢れてしまう危険があります。
✅** 正しい対応手順**
1️⃣ **電源プラグを抜く**
ウォシュレット付きトイレの場合は、感電防止のためにまず電源を抜きます。
2️⃣** 止水栓を時計回りで閉める**
止水栓を閉めて水の供給を止めることで、便器内の水位上昇を防ぎます。
3️⃣** 落ち着いて状況を確認する**
水が完全に止まったことを確認してから、つまりの原因を調べましょう。
**✅・「流れないからもう一度」は悪化のもと。必ず水を止めてから判断する。
✅・水が止まらないときは、止水栓を閉めるのが最優先。
✅・焦らず順番に対処すれば、便器の溢れを未然に防げます。**
🚽 トイレの水が流れない・溢れそうなときの対処法
トイレの水が流れない・溢れそうなときは、まず落ち着いて原因を確認することが大切です。
**焦ってレバーを引いたり、水を流そうとすると状況が悪化する恐れ**があります。
💡 **対処を始める前に原因を確認しよう**
トイレの水が流れない・溢れそうになる主な原因は以下のとおりです。
✅ トイレットペーパーや排泄物など、水に流せるものによる軽いつまり
✅ オムツ・生理用品・固形物など、水に流せない異物のつまり
✅ タンク内部の部品(フロートバルブ・ボールタップなど)の不具合
✅ 排水管の傾きや汚れの蓄積による排水不良
✅ 汚水桝(おすいます)のつまりや劣化
これらのうち、軽度なトイレつまり・タンク内部品の不具合・汚水桝の軽い詰まりであれば、
**自分で安全に対処できるケース**があります。
これから紹介する手順を参考にして、順を追って対処していきましょう。
⏳ 放置して様子を見る(自然に直るケース)
⏳ **放置して様子を見る(自然に直るケース)**
トイレットペーパーや水に流せる製品など、水溶性のものが原因の軽いつまりであれば、**時間を置くことで自然に解消**することがあります。
水がゆっくり流れているようであれば、無理に流さず様子を見ましょう。
💧 **トイレつまりが自然に治るまでの目安時間**
原因の種類自然に直るまでの時間目安
**トイレットペーパー約30分〜1時間
排泄物 約30分〜1時間
水に流せる製品 約2〜3時間**
✅・水溶性のものが原因なら、最長3時間ほど放置して様子を見るのが目安です。
✅・一度に流さず、少しずつ水位が下がるかを確認しましょう。
✅・焦って水を流すと便器からあふれる危険があるため注意。
✅・時間が経っても改善しない場合は、他の対処法または業者への相談を検討しましょう。
🚫 注意
放置して必ず直るわけではありません。
とくに「異物(生理用品・おもちゃ・ペット砂など)」が原因のつまりは、放置しても解決しないため、早めの対処が必要です。
🌧 大雨でトイレが流れないときは様子を見る
豪雨や台風などによる大雨の影響で、トイレが流れない・水が逆流しそうになることがあります。
これは、排水よりも降水量が多くなり、**下水管や排水管が処理しきれないために起こる現象**です。
✅ 考えられる原因
**・排水管や下水道が雨水で満杯になっている
・集合住宅では排水ポンプが一時的に停止している
・雨水が排水口や汚水桝に逆流している**
✅ 対処法
**・トイレを流さず、止水栓を閉めて様子を見る
・雨が止むまでの間、他の排水設備(洗面台・風呂など)も使用を控える
・水位が下がるのを確認してから、止水栓をゆっくり開けて試す**
💡 **ワンポイント**
・大雨時に無理に流すと、逆流や溢れを引き起こす危険があります。
・雨が弱まれば、自然に排水機能が回復するケースが多いです。
・長時間改善しない場合は、**排水設備の詰まりや破損が疑われる**ため業者に相談しましょう。
🚿 お湯とバケツを使ったトイレつまり解消法(軽度のつまりに有効)
トイレットペーパーや排泄物など、**水に溶けるものが原因**のトイレつまりは、
お湯とバケツを使うことで自力で解消できる場合があります。
✅ **手順**
1️⃣ 便器の水を汲み出す
給油ポンプやカップなどを使って、便器内の水位をできるだけ下げます。
※水が多いままだと、お湯を注いだときに溢れる恐れがあります。
2️⃣ 45℃程度のぬるま湯を準備
熱湯は陶器を傷める可能性があるため、**45℃前後(手を入れられる程度)**のお湯を使用。
バケツにお湯を入れ、腰の高さからゆっくりと注ぎます。
3️⃣ 1時間ほど放置
ぬるま湯の熱でトイレットペーパーなどの詰まりをやわらかくします。
4️⃣ 水をゆっくり流して確認
バケツで水を注ぎ、スムーズに流れるか確認。
流れればつまり解消、流れにくければ別の対処(ラバーカップなど)を試しましょう。
💡 **ポイント**
✅ 熱湯はNG。陶器や樹脂パーツが割れる・変形する恐れあり。
✅ トイレ詰まりの原因が固形物の場合は、無理にお湯を注がず業者へ依頼。
🚽 ラバーカップ(すっぽん)を使ったトイレつまりの直し方
トイレの水が流れないときは、**定番のラバーカップ(すっぽん)を使うことで解消できる場合**があります。
ホームセンターやドラッグストアで1,000円前後で購入できる身近な道具です。
✅ **ラバーカップの使い方(手順)**
1️⃣ **便器内の水量を調整**
ラバーカップのゴム部分がしっかり浸かる程度まで、便器の水を汲み出します。
※水が少なすぎても多すぎても効果が下がります。
2️⃣** 排水口にカップを密着させる**
隙間がないように、カップを排水口にピッタリ密着させます。
3️⃣ ゆっくり押し込む → 勢いよく引く
ゆっくり押して空気を抜き、勢いよく引くのがポイント。
この動作で詰まりが動き、ゴボゴボと音がすれば効果が出ています。
4️⃣** 水をゆっくり流して確認**
つまりが取れたら、バケツで水を流しスムーズに流れるか確認します。
💡 **ポイント**
**✅ 押すよりも引くときの勢いが重要。
✅ 何度か繰り返しても改善しない場合は、異物や奥の詰まりの可能性。
✅ 便器を傷つけないよう、力加減に注意。
**
✅ 不具合が生じている部品を交換する
トイレの水が流れない・溢れそうなときは、タンク内部の部品に不具合が生じている可能性があります。
特に以下のような部品が故障していると、水が正常に流れなかったり、水が止まらなくなったりします。
✅ 浮き玉(タンク内の水位を調整する)
✅ ボールタップ(水を供給・停止する)
✅ 鎖(レバーとフロートをつなぐ)
✅ レバー(排水の操作部分)
✅ オーバーフロー管(タンクの水位を制御する安全装置)
タンクに水が溜まっているのに流れない・溢れそうな場合は、まずこれらの部品を確認してみましょう。
どれかが破損・劣化・接続外れしている場合は、該当箇所を交換することで改善できます。
🧰 部品はホームセンターやネットショップで購入可能です。
自分での交換が難しい場合や原因が特定できない場合は、水道修理業者に依頼すると安心です。
✅ ボールタップの交換方法
トイレの水が流れない・止まらないときは、ボールタップの劣化や故障が原因のことがあります。
この部品はタンク内の給水を制御する重要なパーツで、交換することで多くのトラブルを解消できます。
🔧 **交換前の準備**
**✅・止水栓を時計回りに閉めて、水の供給を止めておく。
✅・ナットを緩めるための レンチ を用意。
✅・タンク内の水をできるだけ抜いておく。**
💡 **ボールタップの交換手順**
✅ タンクのフタを外す
✅ レンチでボールタップを固定しているナットを緩める
✅ タンクの内側からボールタップを引き抜く
✅ 新しいボールタップを差し込み、ナットでしっかり固定する
✅ 止水栓を開き、水漏れや動作に問題がないか確認する
🧩 **パッキンも確認**
ボールタップを外した際、**ゴムパッキンが劣化している場合は 同時交換 が推奨**されます。
パッキンの摩耗が水漏れの原因になることもあるため、新しいものに取り替えておきましょう。
🪛 まとめ
✅・ボールタップは 1,000〜5,000円程度 で購入可能。
✅・自分で交換する際は、止水・パッキン交換を忘れずに。
✅・交換後も水が止まらない場合は、他の部品(フロートバルブやオーバーフロー管)に問題がある可能性があります。
🚽トイレレバーの交換方法
## 🚽トイレレバーの交換方法
トイレのレバーが空回りしたり、固くて回らない場合は、**新しいレバーへの交換が最も確実な解決策**です。
手順を守れば、特別な技術がなくても自分で簡単に交換できます。
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### 🧰交換に必要な道具
✅・モンキーレンチまたはスパナ
✅・新しいトイレレバー(タンクの型に合うもの)
✅・タオル(作業中の水滴拭き取り用)
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### 🪛トイレレバー交換の手順
#### ①タンクのフタを外す
✅・止水栓を閉めて水の流れを止めます。
✅・タンク上のフタをゆっくりと外しましょう。
✅・フタは重い場合があるため、落とさないよう注意します。
#### ②鎖を外す
✅・レバーとフロートバルブをつなぐ鎖を外します。
✅・取り外す前に、鎖の長さや接続位置を覚えておくとスムーズです。
#### ③固定ナットを外す
✅・タンク内側のナットを手でゆるめます。
✅・固い場合はレンチを使用して反時計回りに回しましょう。
✅・一部の機種では逆ネジの場合があるため、回す方向を確認してください。
#### ④新しいレバーを取り付ける
✅・古いレバーを外した位置に新しいレバーを差し込みます。
✅・上下の向きを間違えないように注意します。
✅・ナットをしっかり締め、鎖を元の位置に戻します。
#### ⑤動作確認をする
✅・止水栓を開けてタンクに水をためます。
✅・レバーを回して水が流れるか確認しましょう。
✅・スムーズに動けば交換完了です。
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### ⚠️交換時の注意点
✅・タンクの型番に合ったレバーを必ず選びましょう。
✅・無理に力を入れると部品が割れることがあります。
✅・ナットの締めすぎも破損の原因になるので注意。
💧フロートバルブ(ゴムフロート)の交換方法
フロートバルブは、**トイレのレバーと連動して水を流したり止めたりする重要な部品**です。
経年劣化によりゴムが硬化・変形すると、水漏れや流れっぱなしの原因になります。
水の量が少ない、または水が止まらないときは、フロートバルブの交換を行いましょう。
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### 🧰準備するもの
✅・新しいフロートバルブ(タンクに合う型)
✅・モンキーレンチまたはスパナ
✅・ゴム手袋(作業用)
✅・タオル(床やタンク周辺の水滴を拭く用)
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### 🔧フロートバルブの交換手順
#### ①タンクのフタを外す
✅・止水栓を閉めて水を止めます。
✅・タンク上部のフタを慎重に持ち上げて外します。
✅・フタは陶器製で重いので、落とさないよう注意してください。
#### ②鎖を外す
✅・レバーとフロートバルブをつなぐ鎖を外します。
✅・フロートバルブはゴム製の栓のような形で、底部にぶら下がっています。
✅・鎖の長さや位置を覚えておくと再接続がスムーズです。
#### ③古いフロートバルブを外す
✅・排水弁の突起部分から古いフロートバルブを引き抜きます。
✅・ゴムが硬化して外れにくい場合は、少しねじりながら外しましょう。
#### ④新しいフロートバルブを取り付ける
✅・古いものと同じ位置に新しいフロートバルブを取り付けます。
✅・鎖の長さを調整し、レバーを引いたときに適度に動くようにします。
✅・鎖が短すぎると水が止まらず、長すぎると水が流れません。
#### ⑤動作確認をする
✅・止水栓を開けてタンクに水をためます。
✅・レバーを回して正常に排水できるか確認します。
✅・水が止まらない場合は、鎖の長さを微調整してください。
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### 💡交換時のポイント
✅・フロートバルブはホームセンター(例:コーナン、カインズなど)で約1,000円前後。
✅・メーカーによって形状が異なるため、事前に型番を確認しましょう。
✅・長期間放置するとタンク内の他の部品にも影響が出るため、早めの交換がおすすめです。
💩汚水桝(おすいます)・排水桝の掃除方法
トイレの水が流れない、または溢れてしまう原因のひとつに、**汚水桝(排水桝)のつまり**があります。
汚水桝は家庭内の汚れた水を下水へ流す前に、**一時的にゴミを溜めるための装置**です。
ここに汚れや油、髪の毛、トイレットペーパーのかすなどが溜まると、水の流れが悪くなります。
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### 🧰準備するもの
✅・ゴム手袋
✅・ひしゃく(または小さなバケツ)
✅・ゴミ袋(汚れを捨てる用)
✅・ブラシ・ホース・高圧洗浄機(あれば)
✅・マスク(臭い対策)
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### 🚿汚水桝の掃除手順
#### ①汚水桝のフタを開ける
✅・屋外にある丸型または四角いフタを、マイナスドライバーなどでゆっくり持ち上げます。
✅・開けた際に強い臭いが出る場合があるので、風上に立って作業しましょう。
#### ②溜まったゴミを取り除く
✅・ひしゃくやスコップで、汚水桝の底にたまったヘドロやゴミをすくい取ります。
✅・取り除いた汚れはビニール袋に入れて密閉し、可燃ゴミとして捨てます。
#### ③パイプ(エルボ)を外す
✅・流入口や排出口にあるカーブしたパイプ(エルボ)を慎重に取り外します。
✅・中に汚れやぬめりが詰まっている場合は、ホースやブラシで丁寧に掃除します。
✅・高圧洗浄機がある場合は、パイプの奥まで洗い流すと効果的です。
#### ④パイプを戻し、フタを閉める
✅・掃除が終わったら、エルボを正しい向きで元に戻します。
✅・最後にフタをしっかり閉めて完了です。
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### ⚠️掃除時の注意点
✅・素手で触らず、必ず手袋とマスクを着用しましょう。
✅・薬剤を使う場合は、排水管を傷めない中性洗剤を選びます。
✅・定期的に(半年に1回程度)掃除することで、つまりや悪臭を防げます。
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### 💡自分で掃除しても改善しない場合
汚れが奥まで広がっている場合や、マンホールのような構造の場合は**専門業者への依頼**をおすすめします。
プロは高圧洗浄機や専用カメラで排水管内部を確認し、根本からつまりを除去してくれます。
💴トイレの水が流れない/溢れそうなときの修理料金相場
直らない場合は水道修理業者へ依頼を検討しましょう。放置すると被害が拡大し、結果的に高額化しがちです。
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### 🧾作業別の料金目安(相場)
| 作業内容 | 料金相場 |
|---|---:|
|✅・ 薬剤を使ったつまり除去 | 5,000円 |
| ✅・専用器具(ローポンプ等)による除去 | 8,000円〜15,000円 |
| ✅・トーラー(ワイヤー)による除去 | 7,000円〜30,000円 |
| ✅・高圧洗浄機による除去 | 15,000円〜35,000円 |
| ✅・便器の脱着を伴う除去 | 20,000円〜40,000円 |
> ※地域・詰まりの度合い・作業時間帯・現場条件で増減します。
> ※税込/税別の表記は業者により異なるため事前確認が安全です。
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### 🛠追加で発生しやすい費用
✅・**基本料金**(出張前の最低料金/見積料を含む場合あり)
✅・**出張費**(距離やエリアで加算)
✅・**時間外割増**(深夜・早朝)
✅・**休日料金**(土日祝)
✅・**部品代**(フロート・レバー・パッキン等の交換時)
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### 🔎見積もり時のチェックポイント
✅・**作業内容と金額の内訳**を紙やメールで明示
✅・**追加料金の発生条件**(時間外・詰まりが深い場合など)
✅・**税込か税別か**を確認
✅・**支払方法**(現金・カード・QR)と**キャンセル規定**
✅・**作業前の写真/作業後の写真**を残してもらう
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### 🆘早めの依頼が結果的にお得
✅・溢れを繰り返す → 床材や階下漏水など**二次被害**のリスク
✅・無理な圧入や薬剤の過剰投入 → **配管・パッキン劣化**で高額修理に発展
→ 症状が続く場合は、**相見積もり**や**無料見積**対応の業者に相談を。
🚨トイレの水が溢れそうな緊急時でも「見積もり確認」は必須!
トイレが溢れそうな**緊急トラブル**でも、あわてて業者を呼ぶ前に「見積もり」をしっかり確認しましょう。
料金体系は業者によって異なり、確認を怠ると高額請求などのトラブルにつながることがあります。
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### 💡見積もりを確認すべき理由
✅・作業内容と費用の**内訳を事前に把握**できる
✅・後から追加請求されるリスクを防げる
✅・悪徳業者(高額請求など)を避けられる
✅・他社と**料金を比較**でき、相場より高いか判断しやすい
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### ⚠️悪徳業者に注意!
一部の業者は「すぐ直します」「出張無料です」などと言いながら、
作業後に**法外な金額を請求**してくるケースがあります。
その場で焦って依頼するのではなく、次の点を確認しましょう。
✅・見積書を**紙またはメールで受け取る**
✅・**追加料金の条件**を明確に聞く
✅・口コミや会社情報を**事前にチェック**する
✅・会社の所在地や電話番号が**明記されているか**確認
🚽トイレの水が流れない・溢れそうな原因と再発防止対策
トイレの水が流れない、または溢れそうになるときは、**排水経路や内部パーツにトラブルが発生している**ことが多いです。
主な原因は以下の5つ。それぞれの再発防止策とあわせて確認しましょう。
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### 💩①排泄物や固形物が詰まっている
【主な症状】
✅・水を流しても便器内に残る
✅・ボコボコと音がする
✅・水位が徐々に上がって溢れそうになる
【再発防止策】
✅・トイレットペーパー以外は流さない
✅・ペットのトイレ砂・おむつ・ティッシュ・生理用品は絶対に流さない
✅・子どもが誤っておもちゃなどを落としたら、すぐに取り除く
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### ⚙️②トイレタンクの部品が故障している
【主な症状】
✅・レバーを回しても水が出ない
✅・水が止まらない、あるいは溜まらない
✅・レバーが空回りする
【再発防止策】
✅・定期的にタンク内を開けて部品(レバー・フロート・ボールタップ)を確認
✅・劣化していたら早めに交換
✅・3年以上経過したら、消耗品を点検する習慣をつける
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### 🕳️③汚水桝(おすいます)の詰まり
【主な症状】
✅・家中のトイレ・排水口の流れが悪い
✅・屋外の排水口から悪臭や水漏れ
【再発防止策】
✅・半年に1回は汚水桝のフタを開けて点検
✅・ヘドロや髪の毛・油汚れを定期的に除去
✅・掃除が難しい場合は業者に高圧洗浄を依頼
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### 🌧️④大雨で排水が追いつかない
【主な症状】
✅・雨の日だけトイレが逆流する
✅・屋外の排水マスから水があふれる
【再発防止策】
✅・大雨時は一時的にトイレ使用を控える
✅・排水口の落ち葉や泥をこまめに掃除
✅・排水マスのフタがずれていないか確認
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### 🧱⑤経年劣化や地震で排水管が傾いている
【主な症状】
✅・原因がわからないのに長期間流れが悪い
✅・何度も詰まりが再発する
【再発防止策】
✅・築年数が20年以上の場合は配管の点検を依頼
✅・地震や地盤沈下後は排水勾配(こうばい)のズレを確認
✅・専門業者にカメラ調査を依頼して内部状況を把握
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### 💡まとめ:定期点検が再発防止のカギ
トイレのつまりや溢れは、**放置すると悪化する一方**です。
定期的な清掃・部品交換・排水マスの点検を行うことで、トラブルを未然に防げます。
異変を感じたら早めに業者へ相談し、再発しない安心なトイレ環境を保ちましょう。
💩排泄物や固形物が詰まっている
トイレの水が流れない・溢れそうな原因として**最も多いのが排泄物や固形物の詰まり**です。
一見単純なようで、実際には“**流し方**”や“**節水設定**”などの使い方が影響しているケースもあります。
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### 🚫排泄物や固形物が詰まる主な原因
✅・トイレットペーパーや排泄物を**一度に大量に流した**
✅・スマートフォンやおもちゃなど**固形物を落とした**
✅・オムツ・生理用品など**水に溶けないものを流した**
> 💡**ポイント**:
> トイレットペーパーも「水に流せる」タイプであっても、一度に多く流すと詰まりの原因になります。
> 長時間の排水に負荷がかからないように、**こまめに水を流す**のが効果的です。
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### 💧節水トイレで起こりやすい詰まり
節水機能付きトイレは、水の流れる量が少ないために**排泄物やペーパーが流れ切らない**ことがあります。
特に古い節水型タンクでは水圧不足が原因で詰まりやすくなることも。
✅・節水アダプターを外す(メーカーが推奨する場合)
✅・大洗浄・小洗浄を適切に使い分ける
✅・節水のために**流す回数を減らすのは逆効果**
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### 🧰自分でできる予防法
✅・一度に大量のトイレットペーパーを使わない
✅・おもちゃ・タオル・掃除用具などを落とさないよう注意
✅・トイレマット上でスマホを扱わない(落下防止)
✅・年に数回は市販の中性パイプ洗浄剤で軽く清掃する
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### ☎️原因がわからないときは業者へ
自力で原因を特定できない場合や、ラバーカップ(スッポン)でも改善しない場合は、**水道修理業者に相談**しましょう。
内部で異物が引っかかっている可能性もあります。
⚙️トイレタンクの部品が故障している
トイレの水が**出ない・止まらない・溢れる**といったトラブルの多くは、
**タンク内部の部品の故障や経年劣化が原因**です。
部品が正しく作動しないと、レバーを回しても水が出なかったり、
逆に便器から水がこぼれるほど流れ続けることもあります。
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### 🧩タンク内の主な部品と役割
✅・**レバー**:手動で水を流すためのスイッチ。
✅・**フロートバルブ**:タンクの水を排出するゴム製の栓。
✅・**ボールタップ**:タンクへの給水量を調整する部品。
✅・**浮き玉(フロート)**:水位を感知して給水を止める役割。
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### 🔍故障のサイン
✅・レバーを回しても水が出ない
✅・タンクに水が溜まらない・止まらない
✅・便器内で水がチョロチョロ流れ続ける
✅・レバーが空回りする、または手応えがない
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### 🛠対処・交換のポイント
✅・まず**止水栓を閉めて**水を止める
✅・タンクのフタを開けて内部を確認
✅・破損や劣化(変色・ヒビ・ゆるみ)があれば部品交換
✅・部品はホームセンターやネット通販で購入可能(1,000〜3,000円程度)
> 💡レバーやフロートバルブなどは**経年劣化する消耗品**です。
> 3〜5年を目安に定期的な点検・交換を行うと安心です。
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### ☎️自分で直せないときは
構造が複雑なタイプ(節水トイレ・タンク一体型など)は、
無理に分解せず**専門業者に依頼**しましょう。
メーカー純正部品の交換が必要な場合もあります。
🕳️外に設置している汚水桝が正常ではない
トイレの水が流れない・溢れそうなとき、**屋外にある汚水桝(おすいます)**の不具合が原因になっている場合があります。
汚水桝は家庭内の排水を下水に流す前に一時的に溜める設備で、ここに**汚れ・ゴミ・土砂などが詰まると水の流れが止まってしまう**のです。
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### 🧩排水桝の種類
✅・**汚水桝**:トイレや洗面所など、生活排水をまとめる桝。
✅・**雨水桝**:屋根や庭などから流れてくる雨水を一時的に貯める桝。
✅・**合流桝**:雨水と生活排水をまとめて流すタイプ(古い住宅に多い)。
> 💡**ポイント**:
> トイレの水が溢れたり、家全体の排水が悪い場合は「汚水桝」のトラブルが疑われます。
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### ⚠️汚水桝の異常で起こる主な原因
✅・**大雨で土や砂が流れ込んだ**
✅・**排泄物・トイレットペーパー・固形物・ゴミが詰まった**
✅・**長年の汚れや油分がこびりついている**
✅・**桝にヒビが入り、そこから木の根が侵入した**
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### 🧹軽度の詰まりなら自分で掃除も可能
✅・フタを開けて内部のゴミを取り除く
✅・ひしゃくやブラシで底のヘドロをすくう
✅・ホースや高圧洗浄機でパイプの奥を洗い流す
> 定期的に点検し、ゴミや汚れを溜めないようにすることで再発を防げます。
> 半年に1回の清掃が目安です。
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### 🧰自力で解決できないときは業者へ
✅・桝内部に木の根が入り込んでいる
✅・ゴミが硬化して詰まりが取れない
✅・水が逆流して溢れ始めている
こうした場合は、無理に触らず**専門の水道業者へ相談**しましょう。
業者は専用カメラや高圧洗浄機を使って、詰まりの根本から除去・修復してくれます。
🌧️大雨で排水が追いつかない
大雨が降ると、下水や排水管が処理しきれなくなり、トイレの水が流れない・逆流・溢れそうになることがあります。
これはトイレの故障ではなく、**外部の排水経路の一時的な容量オーバー**が原因です。
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### 💡なぜ大雨でトイレが流れなくなるのか?
✅・大量の雨水が**下水管に一気に流れ込む**
✅・排水管の空気が押し上げられて、**ゴボゴボ音や逆流現象**が起こる
✅・道路や桝(ます)の排水が追いつかず、家庭内排水も滞る
> ⚠️特に**古い住宅地や合流式下水(雨水と生活排水が同じ配管)**では、
> 雨量が多いと排水が完全にストップすることもあります。
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### 🚫大雨時にやってはいけないこと
✅・無理にトイレを流さない(逆流・溢れのリスク)
✅・ラバーカップなどで押し込まない(圧が逆流する恐れ)
✅・屋外排水桝やマンホールのフタを開けない(危険)
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### 🕒正しい対処法
✅・**雨が弱まるまでトイレの使用を控える**
✅・**携帯トイレや簡易トイレを備えておく**
✅・**他の排水設備(洗面・浴槽・洗濯機)も使用を控える**
✅・雨が止んだ後も水位が高い場合は、**屋外の排水桝や汚水桝を点検**
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### 🧠再発防止のポイント
✅・定期的に屋外排水桝を清掃しておく
✅・排水溝や側溝の落ち葉・泥を除去しておく
✅・台風シーズン前に水道業者に排水チェックを依頼する
🧱経年劣化や地震などで排水管が傾いている
トイレや建物は長年の使用や地震などの影響で、**排水管が傾いたり、ズレたり**することがあります。
排水の**勾配**(こうばい)が崩れると、**水や排泄物がスムーズに流れず、詰まり・逆流・悪臭**の原因になります。
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### ⚠️排水管の傾きで起こるトラブル
✅・水を流しても「ゴボゴボ」と音がする
✅・便器内の水位が下がらない/異常に上がる
✅・トイレ以外(洗面・浴室)も流れが悪い
✅・下水臭が家の中に充満する
> 💡配管は目に見えない部分にあるため、異常を放置すると悪化して**床下漏水や配管破損**につながるおそれがあります。
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### 🛠️原因となるケース
✅・建物の**経年劣化**(配管のジョイントが緩む、地盤沈下で傾く)
✅・**地震や工事の振動**によるズレ
✅・配管内の**汚れや沈殿物の偏り**で水流が変化
✅・**不適切な施工**(勾配が緩すぎる/逆勾配になっている)
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### 🚫自分で直すのは危険
排水管の傾きは、家庭用工具では修正できません。
無理に通管ワイヤーや薬剤を使うと、かえって破損する可能性があります。
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### ☎️業者に相談すべきケース
✅・トイレの流れが長期間改善しない
✅・詰まりが頻発する(数週間ごとに再発)
✅・建物が古く、排水管の劣化が考えられる
> 専門業者は**カメラ調査**や**勾配測定**で内部の状態を正確に確認し、
> 必要に応じて**配管の補修・交換・勾配調整工事**を行います。
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### 🧠予防・メンテナンスのポイント
✅・築15年以上の住宅は定期点検を依頼する
✅・地震や大雨のあとに異音や臭いがあれば早めに確認
✅・業者に依頼するときは「排水管カメラ調査」対応を
🧻まとめ:落ち着いて、正しい手順で対処すれば大丈夫!
トイレの水が流れない・溢れそうなときは、まず**慌てずに応急対応を行うことが大切**です。
電源プラグを抜き、止水栓を閉めて水の流れを止める——この初期対応だけで被害を最小限にできます。
その後は、症状に合わせて次のステップへ進みましょう。
✅・軽度の詰まり → お湯やラバーカップで解消
✅・部品の劣化 → レバー・フロートバルブなどの交換
✅・屋外や配管の問題 → 汚水桝・排水管の点検
✅・大雨時や逆流 → 雨が落ち着くまで様子をみる
どのケースでも、**無理な作業はせず、安全を最優先にすること**が重要です。
原因がわからない、何度も同じトラブルが起こる場合は、**専門業者へ相談**してください。
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### 🚨再発防止のために
✅・定期的にタンク内・汚水桝を点検する
✅・水に流せないものは絶対に流さない
✅・築年数が経っている住宅は配管の傾きチェックを依頼
✅・大雨の多い季節は排水口や屋外桝の清掃を忘れずに
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### 🏠安心・安全なトイレ環境を守るために
トイレのトラブルは突然起こりますが、
**正しい知識と日頃のメンテナンス**で再発を防ぐことができます。
✅ 今すぐできる対処と予防を実践して、
「水が流れない・溢れる」不安のない快適なトイレ環境を維持しましょう。

















